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フィリピン留学記6

23231382_10210651849829516_45892585947298917_n.jpgマブーハイ!

二学期も始まり、これからさらに暑くなるフィリピンに留学中の加藤由紀です。

今回は私が1学期に取った授業の詳しい内容や、自分が学んだことについて共有したいと思います。以前「日本の政府と政治」、「社会開発学」を履修していると書きましたが、この2つの授業について話します。

IMG_1822[1]なぜフィリピンで「日本の政府と政治」を履修したかというと、現地の学生の意見、日本に対する彼らの考え方を知りたかったからです。授業は根本的な日本の成り立ちから、世界大戦中・後の日本社会、現代の日本社会まで広く取り上げます。

 

 

 

毎回日本人にインタビューする動画を見て、日本の制度や問題に対しての様々な意見を聞くのですが、それぞれの問題について深く考える人もいれば、自分に利益のある問題だけを考える自己中心的な人もいます。

 

難民問題について、「少ない給料で仕事を与えるなら受け入れても良い」というコメントがあり、現地の学生からは「差別だ!」という声が上がりました。日本人として悲しくなった瞬間です。

この発言に対してみんなで話し合い、「そういった日本人の考え方も学校教育や社会の影響だと思うので、学校教育の方針を変えれば良くなるのでは?」といった意見が出ました。

他国の人と一緒に日本の制度や問題や考えるのは、日本を見直す機会を与えてくれ、いい学びになりました。

IMG_3503「社会開発学」は友達に誘われて履修しました。社会的企業や社会的マーケティング、貧困家庭の財政状態、今世界的に広まっているSOGIE(人それぞれの性的指向と性自認)を、フィリピンの現代社会はどう捉えているのかを学びました。深く考えずに履修しましたが、授業を受けるたびに新しい発見があって、どんどん楽しくなっていきました。

 

 

ざっくり言えば、現代社会でどう起業するか、どのように事業を回していくかのアドバイスを主とした授業ですが、フィリピンでは身近な問題のHIVや戒厳を考える回もありました。

 

この授業を受けてすばらしいなと思ったのは、貧困家庭を支援しつつ、環境に配慮しながら事業を進める、アテネオ大学の卒業生で起業家のReese Fernandez Ruiz(リース フェルナンデス ルイス)さんの話です。

彼女は貧困家庭のお母さんたちが持つ職人的な手仕事の技を借りて、ぼろから作られたハンドバッグなどを販売しています。

お母さんたちに就労の機会を与えつつ、環境に配慮しながら、かつ事業として成り立たせていくのは簡単ではありません。事業を進めていく上で失敗はつきものですが、それでも誰かのために、社会のために役に立つ社会的企業の存在は、これからの時代に則した、企業のあるべき形だと思いませんか?

IMG_1818[1]何事もそうですが、グローバル化が進んでいる中、自国だけではなく、他国の状況も視野に入れて社会問題を考えなければいけません。また、リースさんのように社会的な意義を持った事業も起こさなければいけません。この二つの授業を受けて、自分ももっと視野を広めなくてはいけないなと思いました。

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