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No.29 東レインターナショナル株式会社 大神健二さん(1994年度国際学部卒業)
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誰にも負けない強みを見つけて

[2018年5月31日掲載] 
これだけは人に負けないというものをあなたは持っていますか?

産業資材、アパレル、フィルム、水処理など多岐にわたる分野を取り扱い様々な価値を生み出し提供し続ける「東レインターナショナル株式会社」。会社名を聞いてピンとこない人でも、ユニクロのHEATTECHやAIRismを持っている人は多いのではないでしょうか。

実は、ユニクロと東レインターナショナル株式会社が機能やデザインの改善を積み重ねて共同開発した商品なのです。他にも浄水器など生活の身近なものから航空機の筐体まで多くの商品を生み出し続けている、日本の大手企業です。今回は、そんな東レインターナショナル株式会社のフィルム部門でご活躍されている大神健二さんにお話を伺いました。

大神さんの仕事内容は、主にフィルム製品(例えばIT機器の液晶フィルムや本などのカバーフィルムなど)の輸出入、海外/国内営業、三国間貿易です。三国間貿易とは、貨物の輸出・輸入には直接関わらないA社が、他の国のB社(輸出者)から商品を仕入れます。A社はC社(輸入者)と商品売買契約を結んで、商品は海外のB社(輸出者)から海外のC社(輸入者)へ直接輸出されます。仲介貿易とも言います。つまり、お金の流れと物の流れが異なる動きになります。この場合のA社が東レインターナショナル株式会社です。

冒頭の質問に対し、あなたは答えが浮かびましたか?
大神さんが大学在学時に誰にも負けたくないと思っていたのが、語学力でした。もともと好きだった英語をもっと伸ばすため、桜美林大学の豊富な留学制度を利用し1年間のアメリカ留学に挑戦しました。大神さんは、留学できたことだけに満足せず、常に留学が一年間‟しかない”ことを意識して勉強を続け、最大の30単位を修得したそうです。この体験から得られた達成感は大きく、これだけ勉強した、英語では負けない、と自分の中での自信を持つ事ができるようになれたといいます。そして、社会人となった今でも心の支えになっているそうです。

大学卒業後、繊維関連のメーカーに就職された大神さん。勤続を重ね、立場も生活も安定したころ、11年間勤務した会社から転職する道を選びます。転職は大きな決断ではありましたが、やはり現状には満足せず、挑戦したいという思いがありました。転職後は、東レインターナショナルという大企業で有名大学を卒業した方々と同じ土俵で戦う中、「絶対に負けてたまるか」という強い気持ちで努力を重ねました。苦しいときに、いつも心の支えになったのが、大学時代に自分がやり遂げて自信を持った経験だと言います。
留学時代のディスカッションがTV会議や商談の際に大いに役立っているそうです。また、留学時代を含めた英語/日本語のコミュニケーション学の授業で培った発表経験が、ポイントを抑えて的確に説明する営業活動に生かされているとのこと。

大神さんは、働くポイントとして、次の3つを挙げています。
1. 責任を持って社会に貢献する
2. 会社/仕事場とは、自己実現に向け、絶えず自分自身が成長できる場所とする
3. 仕事を通し、己の存在感/価値観を見出す

最後に、これから就職等に向かう後輩の私たちにメッセージをいただきました。
「桜美林大学に誇りを持って、いろいろなことに挑戦してほしい。勝てるまで挑めば、不可能なんてない。就職活動では、気持ちが折れそうになることがあるかもしれない。だけど決して自分を安売りせず、諦めないこと。自分自身も的確な質問を各々会社の面接官に対して積極的にぶつけ、会社を‟面接しよう”。夢を持ってその実現に向かって絶えず努力せよ。誰にも負けない何かを、たった一つでいいので見つけよ」。

大神健二さんのお勤め先

  • 東レインターナショナル株式会社

(http://www.toray-intl.co.jp/)

東レグループの商事部門を担う会社として1986年に設立。東レおよび東レグループの商品・サービスについて精通した、いわゆる「メーカー商社」として成長しています。
東レグループのグローバルな取引を拡大発展させながら、蓄積してきた経験・ノウハウと国内外販売網をベースに積極的なビジネスを展開しています。

取材を終えて

立派な社屋でのインタビューに緊張していましたが、気さくに答えていただき、率直なインタビューができました。私も3年生になったので、今回大神さんから学んだことを自分の就職活動にも生かしていきたいと思います。

学生記者:崎間美和