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No.5  老年学研究科博士前期課程1年 伊樺さん 中国
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桜美林で学び、母国で社会貢献を

[2016年11月30日掲載]
内モンゴル出身の伊樺さんは、大連外国語大学で日本語を専攻し、日本人教員の勧めで2014年春から桜美林へ留学することを決めました。最初の半年間は留学生別科で日本語を集中的に勉強し、その後、健康福祉学群に編入。社会福祉専修で日本の社会保障制度や福祉を学び、今年の9月からは大学院の老年学研究科で勉学に励んでいます。

留学当初は、専門知識以前に日本語のアクセントに苦戦し、自分の話す日本語が通じないことがあったそうです。そこで、同じ第二国際寮で暮らす中国人の友達に勉強方法を聞き、毎朝日本語でニュースを聞いたり、頻繁に映画を見たり、彼らの勉強法を実践することにしました。文法は、日本人アーティストの曲を聴き、その歌手のプロフィルや歌詞の意味を調べるなど、エンターテインメントを通じた学習法が一番楽しく覚えられたと言います。そのかいあって、今では日本語能力試験の中で最もレベルの高いN1も取得しています。

伊樺さんは中国人留学生の中でもムードメーカー的な存在で、イベント参加にも積極的です。孔子学院で開かれている「中国語広場」では、日本人に対して中国語や中国文化を教えており、逆に伊樺さんにとっては日本のことをさらに知る良いきっかけになったようです。
これまで特にホームシックや大きなカルチャーショックを感じることはなかったものの、コンビニでのアルバイトを通し、「サービス精神」や「おもてなしの心」を学び、中国にはない良い部分であると感じたそうです。

今後は博士後期課程まで進み、日本の介護保険制度について深く研究したいと言う伊樺さん。「中国の大学には、福祉について勉強できるところがほとんどないのが現状。自分が学んだ知識で内モンゴルの社会保障制度の改善に関わったり、母校の大学で教えたりできたら・・・・・・」と将来の夢を教えてくれました。彼の未来に大いなる期待をしたいです。

学生記者:川綱治加来