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芸術を身近に
パフォーミングアーツ・インスティテュート

[2018年05月31日掲載]
桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート(以下、パフォーミングアーツ)とは、劇場「プルヌスホール」の管理・運営業務を行うために、2004年に開設された組織です。芸術文化学群演劇・ダンス専修の専任教員である研究員と桜美林大学卒業生の研究補助員で構成されています。具体的な業務としては、プルヌスホールの管理・運営業務のほか、アウトリーチなどの自主事業・共催事業の制作業務、演劇・ダンス専修の教員・学生の芸術活動のサポートを行っています。

プルヌスホールとは、2003年に開設した桜美林大学PFC(プラネット淵野辺キャンパス)内にある劇場です。平日は教室と同じように演劇・ダンス専修の授業が行われ、放課後には、学生団体や授業の公演などの活動が行われています。
そのほか、同ホールの「地域に開かれた劇場」という理念のもと、市民参加型公演やワークショップなどの自主事業、地元高校との共催事業など多数のイベントが行われています。

劇場の運営は、パフォーミングアーツだけでなく、「劇場コミッティ」とよばれる学生の自治組織と共に行っています。劇場コミッティは2001年から活動しており、主に同ホールの学生の使用に関するスケジュール管理を行うほか、使用の際の安全指導に関する講習会、また、町田キャンパスにある徳望館小劇場の機材の管理などを行っています。

「合唱寸劇 水戸黄門」実施の様子01
「合唱寸劇 水戸黄門」実施の様子02

パフォーミングアーツが企画している代表的なものに、アウトリーチ企画である「合唱寸劇 水戸黄門」、「社会と共生するアーティストを育成するプログラム(人材育成アウトリーチ)」があります。“アウトリーチ”とは日頃、芸術に触れる機会の少ない人の元へ出向き、劇場ではない場所で公演を行うことで、芸術に触れる機会を提供する活動です。親しみやすい水戸黄門を題材にした「合唱寸劇 水戸黄門」では、学生が主体となり町田市・相模原市内の福祉施設や和歌山県・茨城県で公演を行っています。「社会と共生するアーティスト育成プログラム ~アウトリーチ可能なアーティストの育成~」は、実際にプロのアーティストが行っているアウトリーチ活動を学生が体験・見学し、それをもとに学生たち自身でアウトリーチの企画を作るという企画です。

「群読音楽劇 銀河鉄道の夜2017」劇中シーン01
「群読音楽劇 銀河鉄道の夜2017」劇中シーン02

また「地域に開かれた劇場」を目指した企画として代表的なものには、「群読音楽劇 銀河鉄道の夜」や、「劇場であそぼう」等があります。「群読音楽劇 銀河鉄道の夜」は市民と学生とプロのアーティストで創る他には見られない音楽劇です。また、「劇場であそぼう」は、町田市・相模原市に在住の小学校4~6年生を対象に、ワークショップを通して芸術に興味を持ってもらう企画です。芸術活動を通して地域と交流を図り、多くの人に舞台芸術を届けていく活動もまた、パフォーミングアーツの役割でもあります。

取材を終えて

取材前はパフォーミングアーツやプルヌスホールの活動はほとんど知らなかったのですが、今回話を聞き、沢山知ることができました。同じ大学内でも学群が違えば知らないことのほうが多く、せっかく大学内に整った施設があるのに、その活動の実態を詳しく知っている人はわずかです。今後、パフォーミングアーツやプルヌスホールの活動が学内や地域にもっと認知されていってほしいなと思います。

学生記者 渡邊奈々