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沖縄エイサー部 桜風エイサー琉球風車

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[2015年8月31日掲載]
沖縄エイサー部(桜風エイサー琉球風車<おうかじエイサーりゅうきゅうかじまやー>)は、沖縄の伝統芸能『エイサー』を踊る部で、毎週火曜と木曜の午後6時から2時間半ほど、明々館の地下で練習をしています。この時間帯に、大きな太鼓の音を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
沖縄エイサー部は、約80人のメンバーで活動しています。1年生が最多で、40人ほど。毎年体験教室を開いていて、留学生も多く参加します。現在は中国人、アメリカ人留学生がそれぞれ一人ずつ所属しています。体育館は他の団体が使用するため、明々館の小さなスペースで練習している彼らですが、その気迫は、他に負けていません。
練習場へ向かうと、まず、大太鼓の爆音がとどろきます。大太鼓の重さは約5kg。ひもで肩からぶらさげ、左手で抱え、右手のバチで勢いよく叩くと、地響きのような音が練習場に響き渡ります。さらに、叩くだけではなく踊りも加わるので、相当体力を必要とする動きです。エイサーの中で大太鼓はいわばエース。限られた人しかできないポジションなのも納得できます。

階段を下りてすぐのガラス張りのスペースでは、踊りながら激しく小太鼓を叩いているグループがいます。あまりの熱気にガラスが曇るほど。別の教室では、女子学生が手踊りの練習をしています。2人の先輩が前に立ち、後輩たちに踊りを教えるのですが、1人は前を向き、もう1人は後ろ姿を見せて、わかりやすくなるよう心掛けているそう。後輩たちは真面目な表情で先輩の動きを見つめていますが、ほっと一息つくと隣の人と和気あいあいと談笑する様子も見られました。

沖縄エイサー部には、多くの人がエイサー未経験で入部します。演目は計11曲あり、通しだと20分は掛かりますが、いきなりスパルタで教えることはありません。まず最初の曲である『仲順流り(ちゅんじゅんながり)』と最後の曲である『唐船ドーイ(とうしんどーい)』を覚えて、そこから順に難易度を上げていくので、無理なく成長できるそうです。

いわゆる体育会系という感じではなく、エイサーに興味がある人なら誰でも大歓迎。そんな雰囲気の優しい部員が多いからか、老人ホームなどに招かれることもあります。「やっていると楽しくなる。それが見ている人に伝わって、手拍子や指笛をしてくれるのがうれしい」と語る部員も。8月の沖縄合宿など、沖縄に行くこともある沖縄エイサー部。沖縄に興味のある人も歓迎しています。

『No Dance, No Life.』には今年が初参加。他の団体からは「この時を待っていた」と言わんばかりの熱気が伝わってきましたが、沖縄エイサー部は、初の舞台に緊張を隠せない様子でした。演技前、円になって「イーヤーサーサー、ハーイーヤー」という掛け声とともに気合いを入れます。演技が始まると、掛け声と太鼓の音が会場全体に響き渡り、迫力や熱気、活気を感じました。普段の練習では笑顔を絶やさない彼らですが、演技序盤は緊張で顔がこわばっているように見えました。しかし、演技が終わりに近づくにつれて会場全体が一体感に包まれ、手拍子や指笛などで彼らを応援し始めると、彼らもより大きな掛け声や太鼓を打つ音で応援に応え、最高の笑顔で演技をしているのが伝わってきました。演技が終わると同時に盛大かつ温かい拍手が彼らに送られました。

学生記者:鈴木空也、中島菜緒