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[2015年11月30日掲載]
高校卒業後、中国の大学でメディアを学んでいた楊さん。しかし、日本留学への夢を捨てきれず、日本語学校を経て、先輩の勧めで桜美林大学に入学しました。
大学在学時からコンビニでのアルバイトを始め、日本では、商品の在庫がない場合でも他の店舗から取り寄せたり、公共料金の振り込みができたり、中国との違いも多く、人々の生活を便利にするための経営システムに奥深さを感じたと言います。経営学への興味は、中国のインターネットショッピング市場をほぼ独占している「淘宝網」の経営者の講演を聞いたことがきっかけで徐々に膨らみ、ゼミでお世話になっていた金山権先生の指導を受けられることも決め手となり、大学院へ進むことにしました。

楊さんは現在、「淘宝網」の経営戦略を考察し、その成功要因を分析しています。電子取引の歴史を書籍やインターネットで調べるほか、研究のために実際「淘宝網」に日本の電化製品、化粧品などを出品したこともあります。その際、一番困ったことは、商品の原価を尋ねてくる購入希望者への対応。また、目薬を出品した際には、出品規則違反で即削除され、管理者から警告を受けたそうです。これらの経験を通し、「簡単だと思っていた出品は、意外に大変な面も多く、身をもって経営の仕組みについて学ぶことができた」と言います。

修士課程修了後は、楊さんの友人が日本で経営している貿易会社に入社することが目標です。その会社は、中国で人気のある日本の紙オムツを輸出するほか、シャンプーや酵素などを自社開発し、中国市場へ売り出しています。楊さんは、「大学院で学んできた知識と『海宝網』出品での反省点を生かし、友人の会社ではインターネットを利用したビジネスに取り組みたい」と今後の抱負を語ってくれました。

学生記者:村井真梨子