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[2015年11月30日掲載]
藤原昂生さんは、高校時代にカナダへ留学した際に、日本語を外国語として学ぶ人たちと出会い、日本語の難しさや楽しさに気づいたと言います。
大学入学後に言語学や日本語教育文法を学び、3年次に応用的な科目を履修していく中で、日本語教育への興味を徐々に深めていきました。宮副ウォン裕子教授のゼミでは「母語話者と非母語話者のやりとり」をテーマに研究。1本の映画を見た後、メーリングリストを利用して留学生と日本人学生が日本語で意見を述べ合うなどの活動を行いました。当初、留学生側からなかなか意見が出て来ずに、どうしたらもっと活発に討論できるのかと悩んだことが、言語を通じた「共生」について考えるきっかけとなり、大学院への進学を決めたそうです。

現在の研究テーマは、「SNSを使った非母語話者同士のやりとりにおける学びから、共生を目指した日本語教育のあり方を考える」。今日では、SNSが日常生活に必須なツールとなり、時には日本語を勉強するツールにもなっていることから、非母語話者同士がSNS上でどのような日本語をやり取し、コミュニケーションを取っているのかを考察しています。

大学4年次にタイの大学で1カ月間、日本語の教育実習経験がある藤原さん。今年の9月からは大学院を1年間休学し、アイスランド国立大学で日本語を教えるプログラムに参加しています。非母語話者に日本語を教えるにあたって特に苦労する点は、我々が何気なく使う、「が」「に」「を」などの格助詞を教えることだそう。藤原さんは「これまでの学びをアイスランドでの教育に生かし、また、タイとアイスランドの日本語学習者をつなげたい」と話します。

言語教育研究科は留学生も多く、日本語の母語話者と非母語話者が共に研究できる環境です。日本語や日本語教育を深く研究したい人は一度、説明会に参加してみてはいかがでしょうか?

学生記者:二村涼