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サイクリング部

[2018年02月28日掲載]
「サイクリング」と聞くと、晴れ渡る空の下を心地良く駆け抜ける光景が思い浮かぶ。実際の活動はどのようなものか? サイクリング部の皆さんに現場の声を聞いてきた。

富士スバルライン合宿

部の所属メンバーは現在リベラルアーツ学群14人、ビジネスマネジメント学群8人、健康福祉学群3人、芸術文化学群4人、グローバル・コミュニケーション学群2人の計31人(3年生12人、2年生6人、1年生13人)。平日はミーティングや自転車の整備講座、土日は近場で練習を兼ねた走行、長期休暇期間には遠出して合宿を行っている。
競技大会に出ているメンバーも所属しているが、自転車を使った合宿がメインの活動だ。ちなみに初心者でも入部可能。というのも、現メンバーのほとんどが入部を機にサイクリングを始めている。自転車での長距離移動も慣れればなんてことないらしい(慣れるまではちょっと大変)。
ただ、O.A.C.U.体育会所属の部活動が加入している大学の保険のほかに、個人での保険加入も推奨している。事故と隣り合わせなのでこれは当たり前だろう。

(左から)神谷さん、龍崎さん

(左から)田淵さん、田中さん、鈴木さん

さて、今回お話を伺ったのは、龍崎朋希さん(元部長・健康福祉学群3年)、神谷諒さん(部長・リベラルアーツ学群2年)、鈴木拓海さん(副部長・リベラルアーツ学群1年)、田中光莉さん(副部長・健康福祉学群1年)、田淵さくらさん(リベラルアーツ学群1年)の5人。

今年は、江ノ島や富士山、瀬戸内海のしまなみ海道、長崎県の五島列島などを巡ったという合宿。1番の楽しみは、「何といってもみんなで作って食べるご飯」だそう。半日かけて長距離移動をした後に食べるご飯は絶品らしい。
それぞれに合宿先での思い出があり、龍崎さんは「五島列島でお世話になったゲストハウスでバイトをしたこと、島の人たちがとても優しかったこと」などを挙げてくれた。しかし、楽しいことばかりではない。

自転車は電車に乗せることができる(輪行)

神谷さんは伊豆での合宿中に疲労で走行不能になり、先輩からリタイア宣告を受けたことがあり、「とても悔しかった」という。これをバネに部活を続け、今では部長を任されるまでになった。田淵さんは「大学に入ってから自転車を始めたので、最初はきついしつらかったです。ロードバイクは普通の自転車と違うので転びそうになるし」と、大学から愛川町まで走った初めての走行が想像以上につらく、「これは無理だ」と退部を覚悟したそう。しかし、今ではほかの部員に遅れることなく、楽しめるまでに成長した。

皆さん共通していたのが、「サイクリングを始めて、人とのつながりをより感じる」ということ。同じコースを走っている人、声をかけてくれたトラックのおじさん、キャンプ場の優しいおばさん、ゲストハウスでの出会い。鹿などの野生動物との思わぬ遭遇もある。そして、「車や電車に頼らず自分の力でここまで来れた」という達成感。少しずつ伸びていく走行距離で「成長が目に見えてわかる」ことや、時に雨や雪の悪天候でも自転車をこぐことで「メンタルの強さ」が得られることも魅力だという。旅行を楽しみながら成長できる場が、サイクリング部なのだろう。

取材を終えて

取材前は「どうして長距離のサイクリングなんてきついことをしてるんだろう?」と思っていましたが、「旅行の移動手段が自転車というだけですよ」という話を聞いて、電車や飛行機で各地を巡るだけが旅行ではないんだと発見がありました。サイクリングは思いがけない出会いと自分の足で目的地までたどりつく達成感を得られる素敵なものだと思いました。

学生記者:福岡奈々