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日本語クラスゲスト~留学生と共に学ぶ~

[2015年8月31日掲載]
留学生対象の日本語の授業に参加して、共に日本語を用いた活動を行ったり、日本語学習の支援を行ったりする学生を「クラスゲスト」と呼んでいる。このクラスゲスト制度の始まりは、およそ10年前。
現在は、春・秋学期それぞれ最初の2カ月間、e-Campusにて募集を行っており、応募する際にはクラスゲストに対する思いを200字で記述する。応募の動機は以下のようなものが多いそうだ。

・自分が留学をして現地の人にお世話になったため、恩返しがしたい。
・留学生が多く、国際的な大学ならではの活動がしたい。
・日本語教育に対して興味がある。
・「手伝いたい! 役に立ちたい!」と思う。

こうした応募動機で毎回の応募者はなんと約200人! これらの応募者から日本語担当の教員が授業の内容・時間に合う学生に連絡し、参加を要請している。

クラスゲストを必要とする主な授業は、交換留学生の総合日本語であるコアクラスや学群留学生の「日本語専門基礎」のほか、日本語演習の「口頭表現」「チュートリアル」* 「体験活動」などがある。活動内容は、日本語で会話やディスカッションを行ったり、日本語の読み物やニュースの内容を一緒に確認したりするほか、体験学習では一緒に料理を作ることもある。どら焼きと栗きんとんのレシピを習ったときには、「大さじ1」「小さじ2」など留学生がわからない単語を、ボディーランゲージを使いながら説明をした。こうしたバラエティーに富んだ活動を通して、クラスゲストは普段何気なく使っている日本語を見直し、新たな視点を得ることができる。

逆に留学生にとって、クラスゲストはどういう存在なのだろうか? 「チュートリアル」を履修中の李天芸さん(交換留学生)は、「クラスゲストがいることで授業が楽しくなる! すごく重要な存在」と話す。

クラスゲストに応募する際には、「教えたいという気持ちではなく、共に学ぶ、相互学習であるという気持ちでお願いしたい。難しい日本語を易しく言い換える能力が大切なので、外国語ができなくても大丈夫。むしろ外国語はどうしても必要なとき以外は話さないでほしい」と言う池田智子先生。

昨年の春学期からは、外国語クラスゲストの募集も開始された。中国語、コリア語、スペイン語など、英語・日本語以外に桜美林で学べる16言語を母語とする者、もしくはそのレベルに達している学生が対象とのこと。日本語、外国語のどちらも次回は9月の半ばごろにe-Campusに情報が掲示される予定だ。

*学生が個別に設定した学習目標と計画に従い、教員の支援・アドバイスを受けながら日本語学習を進める科目。日本語力を伸ばすだけではなく、自律的な学習姿勢を身につけることも目指す。

学生記者:中島菜緒