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カンボジア教育支援団体ちょんれーん

[2016年2月29日掲載]
桜美林大学の学生が組織するチャリティー団体ちょんれーん。
ちょんれーんは、カンボジアの母語であるクメール語で「ミミズ」を意味する。なぜ「ミミズ」なのか。
ミミズは、人間生活に役に立つ益虫(えきちゅう)として知られている。ミミズがいる田んぼには雑草が生えにくくなる、水中の養分が増加する、豊かな生態系を築くといった効果が現れる。ミミズは小さな存在だが、集まると大きな力を発揮する。自分よりもはるかに大きな世界に影響を及ぼすことができるのだ。それは人間も同じである。一人の力は小さくても、集団になることで大きな力を発揮することができる。ちっぽけに見えるミミズも、見方を変えると人間と大した差はないのだ。こうした考えを持って、ちょんれーんは生まれた。

「小さな力でも集まれば大きな力に」ということを、ちょんれーんはその活動で実践し、証明してきた。大学祭や地域のイベントでの出店、学内でのチャリティーコンサートなど彼らの活動で集まった寄付金は、カンボジアのNGOを通し、現地の語学学校の運営に役立てられている。ちょんれーんの活動は、カンボジアの教育を確実に支えている。

去る2015年12月22日、荊冠堂チャペルで2015年度のチャリティーコンサート「人生やるかやらんか」が行われた。このイベントは、皆さんにただ募金していただくのではなく、お返しとして何か返せるものはないかと考えたちょんれーんメンバーが、チアリーディング部や、エイサー部、アカペラサークルなど多数の団体の協力を経て「素敵な時間」をプレゼントするもの。この日も8つの団体が歌やダンスを披露し、来場者191人、収益100,103円の大成功を収めた。

ちょんれーんの設立者であり元代表の木塚淳(じゅん)さん(リベラルアーツ学群3年・写真右)は、「世界だって変えられる」と言う。世界と聞くと、捉えようのない大きな存在だと感じる。そこで、まずは自分の周りの世界から変えていく。何だって良い。1日1回人助けをする、人を笑わせる、募金をする。こういった小さなことから変化させていくのだ。その小さな変化も、やがて大きな変化へと昇華され、世界だって変えられる。木塚さんの言うことを、私はそう理解した。

「人生やるかやらんか」
今回のチャリティーコンサートのテーマである。やったら何かが変わる保証はないが、やらないと何も始まらない。これだけは確かである。学生記者:本田悠喜